漢方など東洋医学を不妊治療に役立てる方が増えています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

不妊症に漢方など東洋医学が注目されています。 みなさんは、東洋医学について、どんなイメージをお持ちですか? 「古くさそう」とか「面倒くさそう」と思っている方も少なくないかもしれません。

   

しかし、現代のストレス社会では、体調を整えるのに漢方薬や鍼灸を試してみて効果を実感し、すっかり東洋医学のファンになる人たちも数多くおられます。

   

不妊症で漢方薬を服用する人も多くなっています。最先端の不妊治療を受けておられる方も体を整えることは必要です。

   

体質改善は病院ではやってくれません。自分でやらないといけないのです。 体を整えるという観点からみる東洋医学の重要性を、ぜひ知っていただきたいと思っています。

   

20160322_3.jpgのサムネイル画像
漢方薬ね~!

① 東洋医学とは不妊症に効くの!?

不妊症で漢方薬を服用する人が多くなっています。

   

一般に東洋医学とは、漢方・鍼灸・気功・指圧などの中国発祥の伝統的な医学のことを指します。(とりわけ多くの方が関心をもたれているのが漢方薬のようです)

   

西洋医学は現状の科学的分析にたけています。目に見える症状や現象など数値化できるものを対象にし、平均値からズレている箇所に対してその一つ一つに投薬や外科的手術などでアプローチして、そのズレを解決していきます。

   

それに対して、東洋医学は症状や現象を全体の流れの一つとしてとらえようとします。 結果を変えるだけでなく、その原因にまで何とかアプローチしていこうというとする医学 と言えるでしょう。  20160321_1.jpg
痛みだけ止めても・・・実はカラダは不調のまま

   

例えば、月経痛がひどく、毎月痛み止めを服用しているとしましょう。これは西洋医学の対症療法からすると、ごくごく当然のやり方です。痛みは取り去ることができるので、月経痛という「結果」を迅速に解決することができます。しかし痛みの原因を根本的に解決しているわけではありません。

   

これに対して、東洋医学では「気・血・水」の滞りがあるために〝痛み″という症状があらわれると考えます。

   

月経の痛みがある時だけが不調なのではなく、常日頃から「気・血・水」のバランスが崩れているので月経という体調が変化するときに〝痛み″という症状が出ると考えているのです。

   

すなはち、その症状の改善には、気・血・水という体内の流れを整えてくことで自然と滞りが解消し、月経痛という症状が徐々に起こりにくくなってくるのです。漢方薬の効き目とはそのように表れてきます。もちろん普段の生活習慣に気を付けることで、より体質改善はスムーズにすすむでしょう。

   

「不妊に効く」というより、赤ちゃんを授かりやすい体をつくっていくのに東洋医学の 考え方がぴったりあてはまり、体の準備ができるととらえると良いでしょう。

   

しかし、体の病変や先天的な機能障害がある場合、例えば女性で卵管が完全に閉塞している、男性が無精子症などの時は、西洋医学(高度医療)の技術を借りることも必要となります。

   

現在、不妊で悩んでいるご夫婦の多くは━原因ははっきりしないが、不妊という状態━ そのような方が増えていますね。ご夫婦で赤ちゃんを授かりやすい体づくりをしていくうえで、東洋医学(漢方療法)の考え方が非常に役に立ちますよ。

   

ただ、最近の漢方ブームでは、漢方薬を飲めば体の調子が良くなる!と安易な服用が多い ように思います。もともと備わっている人間の活力を最大限に発揮させる方法を探すことが東洋医学の求めるところです。それには、毎日の食生活、生活習慣の見直し、体の土台を整えることが深く関わってきます。

対症療法で低下するカラダの機能

風邪をひいた時、熱さまし(解熱剤)を使うことありますよね。体はウイルスと戦うために免疫力を上げ、発熱します。その熱をクスリで下げるとどうなるか・・・。

   

風邪が長引いたり、微熱が続いたりとすっきり回復しにくくなります。つまり、発熱による頭痛、体のだるさ(症状)はとれても、自然治癒力は低下してしまうのです。

   

例えばホルモン療法。

   

ホルモンとは、脳が細胞に指示を出すときのメッセンジャーにあたります。その指示に従って、卵巣や子宮は排卵や月経をおこしたり、それぞれの仕事をおこなうのです。外から強制的にホルモンを加えるとどうなるでしょう・・・。

   

ホルモン補充とは、言ってみれば脳が卵巣にもっと働くようムチ打つような状態です。 普通は数個しか育たないはずの卵胞が、数十個と育つ、しかもその卵胞は、栄養の取り合いをして、一個一個の卵は栄養不足となることもあるでしょう。身体、卵巣にとても負担がかかっているということも知っておいてください。

   

さらに、ホルモン補充療法を続けると、カラダは自前のホルモンをつくり出す能力が低下します。つまり、怠けてしまうのです。

   

より妊娠しやすくするために」おこなう治療が、不妊体質をつくることがあるのです。 やむをえずに行うホルモン補充療法ですから漫然と行うべきでなく、ある程度期間を区切って、できれば短期集中決戦型で用いるのが理想なのです。

温めること「温灸」で妊娠力up

赤ちゃんを宿し育てる子宮も、ほかの臓器と同じように自律神経の支配下にあります。

   

女性ホルモンも自律神経と密接な関係があります。この自律神経が乱れると血行が悪くなり全身が冷え、月経不順やPMS(月経前症候群)を引き起こす可能性もあります。

   

つまり、冷えの改善には、自律神経を整えることが解決策となりますね。

   

20160322_2.jpg
手軽にできる温灸器でリラックス

   

昔の人が「お灸」をすえていたように、私たち現代人も「温灸」で耳やお腹を温めることで、リラックスして体がほっこり喜びます。

   

なぜ耳?というと・・・耳には110以上ものツボがあります。東洋医学では「耳は全身のツボが分布している」と考えられます。実は耳を温めることで、プラスαの効果が!

   

⑴女性ホルモンの働きが正常になる ⑵ライラや不安などのストレスが減る ⑶自律神経のバランスが整い血行が良くなる  耳やお腹への温灸は妊娠しやすい体づくりに役立つわけですね。 女性だけでなく、男性のストレス、疲れにもおすすめです。

④ 自分で気づける妊娠力チェック

□ 唇の色がピンクには程遠く、顔の血色がよくない
□ 長年、便秘であり、スッキリ排便できない
□ 今はやめているが、以前アルコールや喫煙が多かった
□ 月経前には、イライラがひどく、胸のはりもある
□ 月経の血液のなかに、血の塊がありドロッとしている
□ 月経痛、頭痛で市販の痛み止めを月2~3回以上服用している
□ 夫婦生活は排卵日のみ月1~2回
□ 夫婦生活でオーガズム(性的快感)があまりない
□ 膣内粘液が少なく、性交痛がある

   

以上10項目中、2個以上当てはまることがあれば、体質改善をしていきましょう。

   

元気な赤ちゃんを授かるために、ご夫婦ともに東洋医学の観点からカラダの健康レベルを上げることが重要ですね。

まとめ

病院に受診しても、原因がはっきりしない不妊症のご夫婦が増えています。

   

西洋医学の治療を受けている方もそうでない方も、毎日の生活スタイルに根ざした東洋医学的考え方を取り入れて、カラダと心の健康を取り戻しましょう。毎日の食生活を整えた上で、服用する漢方薬は効果的です。

   

ストレス対策にご夫婦で毎日、温灸を自宅で する方法もあります。自分のカラダが心地よいと感じることを取り入れていきましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

漢方のことなら、
おまかせください。

「私って不妊タイプかも?」と気になっていらっしゃる方が増えています。 なかには、結婚前から「赤ちゃんを授かりやすい体づくりを」と来店される方もいらっしゃいます。 「結婚したらすぐ赤ちゃんができるものと...
薬局で鎮痛剤を求める方が増えています。その中でも特に気になるのが 生理痛を訴える若い女性です。 「痛みでつらく、授業も集中できない」 「仕事にならないくらいきつい」 「痛くなってからでは遅いから...
赤ちゃんを母乳で育てたいと望む妊婦さんが96%以上であるなか、実際に母乳で育てているお母さんは50%にも満たないそうです。 おっぱい生活を順調に送るために、母乳外来をおすすめします。 母乳で愛情をたく...
妊婦さんは病気ではありません。よって体調が良ければ普段と同じように生活して大丈夫です。 ただし妊娠中は体温調節が難しいので、夏の暑い時期や季節の変わり目などには注意が必要です。夏バテしてから対処法を実...
赤ちゃんを望むのに、なかなか授からない・・・そのストレスがまたさらなるストレスを呼び、ますます妊娠から遠ざかる、そんなご夫婦にお会いするたび、何とかしてその悪循環から抜け出してもらいたいと思っています...
不妊で悩んでおられる方で、もし日常的に体をあまり動かしておられなければ、まずはウォーキングを始められるのはいかがでしょう。 ウォーキングには、不妊体質の改善にとっても良い3つの効果があります。 1、全...
不妊治療は時間もお金もかかり、ストレスも相当なものがあります。またホルモン治療の副作用などで心身ともに消耗してしまう方も少なくありません。 そんな中で離婚という結果になってしまう方も少なからずおられる...
不妊治療には、とにかくたくさんのお金がかかります。特に体外授精をはじめとして、高度生殖医療となると、ある程度まとまった金額が必要になりますね。 ただ、ありがたいことに多額の医療費を支払った場合には、不...
35歳以上で出産することを高齢出産と言い、50歳以上での出産を超高齢出産と呼びます。 不妊治療に限らず、その後の妊娠・出産という大仕事は体力を多く使うため、高齢になればなるほど、体に負担がかかります。...
今日は平日でしたが、 お盆前で 朝の広場には、 いつも土曜に開かれる 朝市が立ってました。 威勢のいいおばちゃんたちと 地域の子供たちが 一緒にラジオ体操を するのは実は初めての事です。 にこやかな朝...
今日も暑いです。 裏手にある明倫小学校からは プールに来ている子供たちの歓声が聞こえてきます。 夏の抽選会で花火セットが当たって喜ぶ女の子。 ちょっとブレちゃいました(^^;) さて、 こんな日は、の...
昨日は水俣の 「海と夕焼け」というホテルに泊まり、 今朝は、近くの 「星野富弘美術館」にお邪魔しました。 小さい美術館ですが、 たくさんの温かい心をもらいました。 さて、 水俣病と聞いても、 おそらく...
昨日の激しい雨がうそのような晴天! 今日は母乳育児談話会(ヘルシーマザーの会)でした。 お店の中も赤ちゃん達の笑顔で快晴です。 前半はアブラの話でした。  現代の日本人は40年前と比べると、 なんと約...
いい季節になりましたね。 日が昇るのも早くなりましたが、 「春眠暁を覚えず」の故事のとおり、 ふにゃふにゃと惰眠をむさぼる今日この頃です(^^;) 街の桜は今年は一気に咲いて散ってしまいましたが、 い...
朝晩は寒いですが・・・ 日中はまだまだ暖かくて助かります。 今日は、例月のマザーの会 「ベビーマッサージ」をやりました。 これから寒くなっていくでしょうから、 今年は、これが最後のベビーマッサージにな...

宮崎薬局
子宝カウンセラー・管理薬剤師  宮崎 佳詠子

女性のカラダはホルモンバランスによって大きく体調が左右されます。 そんな女性が本来もっている力を引き出すお手伝いができれば幸いです。


ヘルシーみやざき鹿島薬局
管理薬剤師  宮崎 法幸

東京薬科大学卒業後、都内企業にて医薬品販売を学ぶ。 その後、農業に携わる時期があり、食と農と健康の関係を詳しく学ぶ。 薬剤師、温熱整体療法士。

〒843-0024
佐賀県武雄市武雄町大字富岡12506-3
電話:0954-26-8222