不妊ストレスの悪循環から抜け出す方法 

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赤ちゃんを望むのに、なかなか授からない・・・そのストレスがまたさらなるストレスを呼び、ますます妊娠から遠ざかる、そんなご夫婦にお会いするたび、何とかしてその悪循環から抜け出してもらいたいと思っています。

ストレスでホルモンバランスは崩れやすくなり、男性、女性ともに不妊となる場合が多いと言えます。
赤ちゃんを授かるために...と、排卵日を意識しての夫婦生活が、ますますストレスを増大。
不妊ストレスがかかると基礎体温もバラバラに、男性の精子の運動率にも影響してきます。

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ストレスは溜めない!!

義務的な夫婦生活でストレス増大


子宝カウンセリングをお受けして、色々とお話させて頂くなかで夫婦生活の頻度やタイミングをうかがうことがあります。その中でよくあることですが、「排卵日を意識して、頑張って月1~2回」という返答です。これでは、ご夫婦共にストレスとなり、心地よいどころか、論理的な頭で考える行為になりますね。なかには、ご主人がその日を避けるように残業で深夜帰宅され、奥様が思い通りにタイミングがとれず不満をつのらせ、夫婦仲まで摩擦が生じることも。
排卵日はこの日!!と決まってはいません。実は、哺乳動物はオルガズムで排卵が促進されることが分かっています。

 ウサギは交尾のとき、雄が雌の背に抱きつき、陰茎を膣に挿入すると同時に、雄と雌がひと声高く、キッーと鳴いて、雄雌同体でバッタリ横に倒れる。そのオルガズムの凄まじいこと、ただただ驚くばかりである。
 この様子を見ていると人間でも、これほどの激しいオルガズムがあれば排卵が起こるに違いないとだれしも思うだろう。      (タイミング妊娠法 市川茂孝著)

この本にように、オルガズム(性的興奮)により、その刺激で排卵が促されるのです。
よく、排卵日を避けていても妊娠するのは、このことと関係があると思います。

「排卵は 脳でする」

以前、子宝カウンセラーの勉強会で教わりました。
脳のホルモンを感知する部位とストレスを認識する部位は、隣同士。つまり、ストレス社会といわれますが、夫婦生活が義務にならないよう、お互いの思いやりはもちろん、体づくりで体力アップ、感度アップ。

ご夫婦ともに楽しく元気に夫婦生活を充実させることが大事です。

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夫婦仲の良さが一番

食で変わる!ストレス感受性


食事によってストレスを受けやすい体、受けにくい体が左右されることご存じですか?

毎日、口から入る食べ物が私たちの血となり肉となります。
疲れやすく、ストレスが多いと感じる方の食事内容をうかがうと、まずとても気になるのが
コーヒー/チョコレート/菓子パン/冷凍食品/コンビニ食
あとは、主食にご飯粒をしっかり食べていないことです。

忙しくて、一日三食規則正しい生活が難しくなったのでしょうか?
世の中に便利な加工食品が多くなったからでしょうか?
ごはんは炭水化物で太ると思い込んでいるからでしょうか?
いづれにせよ、口から入るものすべてが体の材料となるので、体調への影響は避けられません。

「カロリー過多の 栄養素不足」=現代型栄養失調 

つまり生命力たっぷりの食べ物でなく、パワー不足の食べ物、本当に体に必要なものを欠いた食べ物が増えているという事実があります。天然の良質なビタミン・ミネラルを欠いた食事を続ければ、体のバランスを崩して、ストレスを受けやすい体となります。
現代の食生活では「微量栄養素」が抜かれてしまっている食べ物ばかり口にしてしまっているのです。

原因は大きく分けて3つあります。
⑴精製(精白)した食品を多用するようになったこと 
ex)白米、白パン、白砂糖、精製油

⑵お野菜の栄養価が極端に落ちていること 

⑶加工食品をよくたべるようになったこと 
ex)開けてすぐ食べられる袋もの、外食、コンビニやスーパーのお惣菜

現代において、100点満点の食生活は不可能。ただ、材料から煮炊きして、旬の食べ物をたべることがとても大切です。

ストレスを感じたら、毎日の食生活の見直しをおすすめします。

基本は朝食から・・・旬のお野菜の味噌汁、ごはん、漬物
私たちの祖父母、それ以前の世代の食生活、つまり和食、粗食、草食がキーワード

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食事が基本よ!

基礎体温でわかるあなたのストレス度

毎日、目覚めてすぐ横になったまま口中(舌の下)に婦人体温計で計測するのが基礎体温です。 できれば毎日同じ時間に測ることが望ましいです。 基礎体温をつけることで、ホルモンバランスだけでなくストレス度がわかります。 日頃から、ギザギザが深く大きい方は、自律神経が乱れており、ストレス大と判断します。

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基礎体温表

低温期に体温が不安定だと、良い排卵ができていないと推測されます。
大事なのは、高温期が続くことよりも、安定した低温期なのです。
就寝時間が毎日不規則だと、朝の体温も一定とならず、体温表はギザギザです。
特にカウンセリングに来てある方で、勤務時間が夜間になることがある仕事

 看護師/介護職/工場勤務
 
の方々は、なかなか自律神経のバランスを整えるのが大変のようです。

基礎体温をつけてみて、これはストレスかも?と感じたら、まずは、起床・就寝時刻を決めて、夜11時前後には熟眠できるようにしたいものです。

ホルモンのゴールデンタイムは夜10時から深夜2時と言われています。

自分の自前ホルモンをしっかり高めるには、その時間に快眠できることが大切です!
仕事が理由で規則正しい睡眠がとれない場合は、転職や休職も視野に入れて自分自身の体を大切に、赤ちゃんを迎える準備をしてほしいですね。

あなたのとりまきが不妊ストレスに・・・


先日、カウンセリングに来店頂いた30代キャリアウーマン。やはり結婚5年目で早く赤ちゃんをと望まれています。(当薬局で体づくり継続中) 社内の親睦飲み会が月2回以上のペースであるなか、本人は赤ちゃんを迎える準備として禁酒したいと思う一方、「妊活中」「妊娠したのでは」と周囲から勘ぐられては嫌・・・と、お酒の席で勧めを断りづらいと語っておられました。

「妊娠」というハードルが高く、大きく両肩にのしかかっている状況であれば、誰でもナイーブになり、ストレスから不妊へと負のスパイラルになりやすいと思います。

一年で一番もらいたくないもの・・・年賀状。これでもかと我が子の顔写真。そうですよね。

大事なのは、あなた自身の「必ず赤ちゃんは来てくれる、ママになる」
自分の体を信じる力。「不妊」ではなく「未妊」の状態なのです。これから赤ちゃんを授かるのです。

 ━━━実は「自然に産める体」になっていないんです━━━
               (食卓の向こう側 第6部 産む力、生まれる力 西日本新聞ブックレットより)

この言葉は、自分自身のお産を通して、より納得できました。
妊娠中の食生活、生活習慣がいかに大切かということを。
そして日々のカウンセリングのなかで、男女ともに
実は「自然に妊娠する体」になっていない...体の準備が整っていない「未妊」のご夫婦が増えていることを実感しています。

まとめ


不妊ストレスから抜け出すには、ご夫婦そろって生活習慣を見直すことが肝心です。それぞれが、自分自身の調子を整えようとする気持ちが、ご夫婦の協調となります。食べ物、睡眠、運動、夫婦生活すべてつながっています。土台は心身ともに健康な体です。

多くのご夫婦にとって、必要なのは治療ではなく、体質改善。そこに目覚めれば、不妊ストレスを乗り越えることができると思います。自分の体を信じること、「いつでもお腹においで」と自信の持てるママに、パパになってほしいと願っています。


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宮崎薬局
子宝カウンセラー・管理薬剤師  宮崎 佳詠子

女性のカラダはホルモンバランスによって大きく体調が左右されます。 そんな女性が本来もっている力を引き出すお手伝いができれば幸いです。


ヘルシーみやざき鹿島薬局
管理薬剤師  宮崎 法幸

東京薬科大学卒業後、都内企業にて医薬品販売を学ぶ。 その後、農業に携わる時期があり、食と農と健康の関係を詳しく学ぶ。 薬剤師、温熱整体療法士。

〒843-0024
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電話:0954-26-8222